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2025/07/13 04:01 |
場当たり、場当たり、ゲネ!
余裕がない!恥ずかしながら、この日の私は愛想もへったくれもないほど追いつめられていました。笑う気力もない。こんな時に笑顔がつくれる他のメンバーはすごい精神力だと尊敬してしまう。
場当たり=早替えの部分だけ連続で二回繰り返すようなもの、しかも二度目はキャスト裏方総入れ替えで。そのあと本番と同じ流れでゲネプロ!
緊張も極限状態、疲労も極限状態。前日の仕込みで楽屋整備を終えて少し余裕があったので、翌日の場当たりの下準備の考えられるものはやってしまった。7人いればアイデアもいろいろ出るもので、大道具にかかっていて衣裳の準備ができない男性キャストの為に、着替えを上手分と下手分に分け、衣裳ラックごと楽屋の外に出して、本キャストとアンダーキャストが一目でわかるように貼り紙をした。
しかし、この期に及んで靴とベルトの把握が出来ていない事が判明。昨夜、場当たり表を持って帰って、プランを練りながら座椅子でうたたね3時間。これが睡眠の全て。
公演が始まれば、実際にはキャストは自分で楽屋で着替えるので、早替え以外でベルトを付け替える必要はないんだけど、場当たりというのはシーンを切って飛ばして行くので、場当たりのためだけに着せ替えパズルが必要になるんだな、これが毎回小道具と衣裳は大変なんだな。
「衣裳部で用意します」と言ったものの、全キャストの着替え状況を見比べながら舞台監督に合図を出したり、衣裳の問題点を書き留めたり、自分も着物の着付けに追われながら2本しかないベルトを次場面のズボンに通しておくのは至難の業でした。結局本キャストとアンダーキャストのズボンを間違えてキャストを慌てさせてしまい、自己嫌悪…。
裏で着付けをしていると表の進行が聞こえにくい。次の場面が始まっていて、出るタイミングに着替えが間に合わずに水鳥さんに怒鳴られる。どうにもならなかった。「え!?始まってるの?!着替えてないのに。」と思った時点で進行を止めても同じことだったし。
半分キャストでも常に4人は衣裳部黒子がいるのに、その誰もがいっぱいいっぱい。キャストとして場当たりやって、すぐ黒子に着替えて舞台転換やって、誰もがいっぱいいっぱいな小屋入り2日目でした。
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2005/06/27 00:00 | Comments(0) | TrackBack() | 未選択

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